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2023年度日本財団助成事業完了報告書
(特定非営利活動法人ヒューマン・アニマル・インタラクション協会)

1.事業目的および内容
日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け、ウクライナ避難民、日本在住者(在日ウクライナ人、日本人等)を対象とし、アニマルセラピー的かかわり活動(T.A.A.A./Therapeutic Animal Assisted Activity)とネイチャーセラピーによる心のケアを実施した。動物や自然とふれあうことで、戦争によるトラウマやストレスを緩和し、心の痛みをやわらげることをめざす。


2.方法
期間:2023年5月~2024年3月
場所:外部会場、全心連ウクライナ「心のケア」交流センター
対象:ウクライナ避難民、日本在住者(在日ウクライナ人、日本人等)


3.実施状況
期間中、計15回のアニマルセラピー的かかわり活動、ネイチャーセラピーを実施した(詳細は下記の実施レポート参照)

2023/5/25-5/26ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20230525report-ukrhakone

 

2023/7/16ウクライナ避難民に対する水族館でのT.A.A.A.
https://www.j-hai.org/post/20230716report-ukrsuizokukantaaa

 

2023/8 /23ウクライナ避難民に対する江ノ島でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20230823report-ukrenosimataaa

 

2023/8/24-8/25ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20230824report-ukrhakone

 

2023/9/24-9/25ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20230924report-ukrhakone

 

2023/10/15ウクライナ避難民に対する茨城でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20231015info-ukribaragi

 

2023/10/26-10/27ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20231026report-ukrhakone

 

2023/11/19ウクライナ避難民に対する小田原でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20231119info-ukrodawara

 

2023/11/24-11/25ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20231124report-ukrhakone

 

2023/12/25-12/26ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20231225report-ukrhakone

 

2024/1/24-1/25ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20240124report-ukrhakone

 

2024/2/22-2/23ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20240222report-ukrhakone

 

2024/3/10ウクライナ避難民に対する小田原でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20240310info-ukrodawara

 

2024/3/23ウクライナ避難民に対する渋谷でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20240323nfo-ukrshibuya

 

2024/3/24-3/25ウクライナ避難民に対する箱根でのネイチャーセラピー
https://www.j-hai.org/post/20240324report-ukrhakone

4.効果など

2023年2月に一般社団法人全国心理業連合会(全心連)が行ったメンタルヘルスケアアンケートで、過覚醒の状態にあることから、非日常体験を重視し、リラックス・リフレッシュ効果が高いと考えられるネイチャーセラピーやアニマルセラピー的かかわり活動(T.A.A.A.)を今年度は検討することにいたしました。ウクライナの方々にとって、海で過ごす時間は非日常の特別な体験であり、一方、オデーサ等の海が日常である地域は戦争の影響により海に近づけなくなってしまっていることから、「海」をテーマとしたネイチャーセラピーやT.A.A.A.を多く取り入れてきました。海でのT.A.A.A.や、海に入ったり、潮風にあたりながら海を眺めてゆっくりする時間は、心身のリラックスや気持ちの落ち着きなど、高ストレス状態を緩和する効果があったと思います。箱根でのネイチャーセラピーも含め、年度途中と年度末に実施したアンケートによると、記憶に残る体験であったという記載も多く、持続的な効果があったことも考えられます。
H.A.I.協会のネイチャーセラピーやT.A.A.A.は、自然や動物とのふれあいを通して、人とのつながりをつくっていくプログラムでもあります。日本における関心も薄くなり、避難当初よりウクライナの方同士が集まる機会も減っていることから、大勢が集まる機会があることをとても楽しみにしているという声もいただいています。そうしたことからも、ウクライナの方を取り巻く環境の変化や心理状態に適したアプローチができたのではないかと思います。

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