これまで、動物園、水族館、牧場、アニマルカフェにおいて、動物とふれあうT.A.A.A.を行って参りました。2月に全心連が日本にいるウクライナの方に、日本での生活や身体や心についてのメンタルヘルスアンケートを実施、その結果から、戦争のトラウマによる過覚醒やフラッシュバックなどに苦しんでいる方が多く、精神的負荷がかなり大きいことがわかっています。
ウクライナへの攻撃が続く中、ウクライナの方々にとっては心の痛みにさらされる毎日が1年以上続いていることになります。一時でも、動物や人のあたたかさを感じ、心が安らぐ時間を持つことはとても大切なことです。渋谷近辺のアニマルカフェでのT.A.A.A.4回目となる今回、3月のアニマルカフェは、ミニピグカフェで行いました。ミニピグは、抱っこができたり、ひざの上でくつろぐなど、人とふれあうことが好きなため、動物のあたたかさを感じて欲しいと思い企画しました。実施にあたっては、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け行いました。
◆16:40、17:40お店前に集合。17:00・18:00の2グループに分かれて、ふれあい体験を実施
◆ミニピグとのふれあいの様子
■アンケートについて
1.方法
対象:参加者55名
実施方法:アンケート項目をウクライナ語に訳したアンケート用紙を準備。
参加後にアンケート用紙を配布、その場で記入、回収。
2.結果
39名が回答されました
① 今日のセラピー体験はいかがでしたか?
②セラピー体験前より気持ちがよくなりましたか?
③ 感想の自由記述からは、感情の変化を感じるコメントをいただきました
④その他コメント
・ウクライナの人たちに会えた
・抱っこできてよかった
3.アニマルセラピー的心の癒し体験による心理的効果
プログラムについての感想は、ありがとう、とてもよかった、面白かったなどたくさんいただきました。気持ちの変化では、リラックスした、自分の問題を忘れられた・落ち着いたなど、プラスの効果(表の赤字)が59%と多くみられました。
また、自由記述のところに何名かミニピグの絵(下記参照)を描いてくれていましたが、これまでのアンケートでは見られなかったことです。ミニピグとふれあったことで、好奇心が刺激されたり、ミニピグとの心の距離感が近くなり身近に感じることができたのではないかと推測されます。ミニピグとのふれあいは、当初の私たちの予想をはるかに超えた高い心理的効果があったのではないかと感じました。
主催:
特定非営利活動法人ヒューマン・アニマル・インタラクション協会 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)ウクライナ「心のケア」交流センター
在日ウクライナ人スタッフ、ボランティアスタッフ
全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ
場所:mipig café(マイピッグカフェ)原宿店
対象:ウクライナからの避難民の方
担当:ウクライナ「心のケア」交流センター在日ウクライナ人スタッフ、日本人ボランティア、話を聴くプロ(全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー) 参加人数:60名 ----- 本企画は下記の皆様にご後援、ご協力をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 後援:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会 助成:公益財団法人日本財団 協力:株式会社アイディアヒューマンサポートサービス
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