
全心連ウクライナ「心のケア」交流センターでは11月から、「ウクライナに”あたたかい”を贈ろうプロジェクト」を展開し、ウクライナ避難民・在日ウクライナ人の協力のもと、電気のないウクライナ本国にあたたかさを届ける品物(ヒートテック等アンダーウェア、LEDライト、寝袋等)を日本人サポーターから直接送る取り組みを行いました。ウクライナ避難民・在日ウクライナ人からウクライナ本国にいる家族や知人に、ウクライナで必要なものをヒアリングして下さる中、ウクライナでは犬や猫以外にもチンチラなど様々なペットを飼っており、ペットのエサが不足しているような状況が伺えました。
そこで、3回目となる今回は、チンチラやウサギ、カワウソなどの動物がいるアニマルカフェでT.A.A.A.を開催しました。実施にあたっては、日本財団のウクライナ避難民支援助成プログラムの支援を受け行いました。日本人の子どももボランティアで参加し、ウクライナの方との交流を図りました。
◆12:45・13:45お店前に集合。13:00・14:00の2グループに分かれて、ふれあい体験を実施。

◆カワウソ、うさぎ、チンチラ、ハリネズミたちとのふれあい





◆日本人ボランティアの子どもとは、チンチラとふれあいながらコミュニケーション

■アンケートについて
1.方法
対象:参加者57名
実施方法:アンケート項目をウクライナ語に訳したアンケート用紙を準備。
参加後にアンケート用紙を配布、その場で記入、回収。
2.アンケート結果
40名が回答されました。
①今日のセラピー体験はいかがでしたか?

②セラピー体験前より気持ちがよくなりましたか?

③ 感想の自由記述からは、感情の変化を感じるコメントをいただきました。

3.アニマルセラピー的心の癒し体験による心理的効果
気持ちの変化については、楽しかったが一番多く、気持ちよくなった・気分がよくなったと気持ちを上げる効果を(表の赤字)が回答数の56%でした。自分の問題を忘れられた・落ち着いた・リラックスした・ストレスがなくなったなど、気持ちを落ち着かせる効果(表の青字)が回答数の44%でした。
また、色々な動物とのふれあいがありましたが、特にカワウソは、見たりふれたりすることがめずらしく、気持ちを上げる効果が高かったのではないかと考えられます。めずらしい動物や実は触れてみたかったという動物と接することで、現実にある問題やつらさをいったん横に置くことができ、楽しむ気持ちを持つことができたのはないかと思います。
主催:
特定非営利活動法人ヒューマン・アニマル・インタラクション協会 一般社団法人全国心理業連合会(全心連)ウクライナ「心のケア」交流センター
在日ウクライナ人スタッフ、ボランティアスタッフ 全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー(話を聴くプロ)ボランティアスタッフ 場所:カワウソカフェⓇHARRY原宿テラス店
(東京都渋谷区神宮前4-26-5神宮前426ビル3F)
対象:ウクライナからの避難民の方
担当:ウクライナ「心のケア」交流センター在日ウクライナ人スタッフ、日本人ボランティア、話を聴くプロ(全心連公認プロフェッショナル心理カウンセラー) 参加人数:64名 ----- 本企画は下記の皆様にご後援、ご協力をいただきました。改めて心より御礼申し上げます。ありがとうございました。 後援:一般社団法人プロフェッショナル心理カウンセラー協会 助成:公益財団法人日本財団 協力:株式会社アイディアヒューマンサポートサービス